マイホームを購入する際の情報収集から購入までの流れを徹底解説
マイホームは、人生で一番高い買い物であることから、普段の買い物のように気軽に購入できるものではなく、しっかりと慎重に検討した上で購入することになります。
高額の買い物であるため、単純に代金の受け渡しだけではなく、ローンを契約する場合の手続きなど、多くの手続きが必要があり、書類の作成や記入などの作業も発生します。
今回は、マイホームの購入を検討している方に、情報収集から購入までの流れを解説します。
情報収集及び物件見学
マイホームを購入するにあたり、はじめにすることとしては情報収集です。マイホームを購入後は長期にわたり住むことになりますので、立地に関する情報や、購入を希望している地域にはどの様な土地や建物が売り出されているのか、土地や物件の相場はいくらなのか、しっかりとチェックする必要があります。
立地については、ご自身や家族の仕事や学校への通いやすさの他、交通の利便性、周囲の環境をチェックします。詳しくは2017年10月9日の記事で確認しておきたいポイントについて記載していますので合わせてご覧ください。
ある程度、立地についての絞り込めたら、不動産情報サイトを活用して周囲の土地や建物情報を確認します。気になる物件が見つかれば、物件見学のお申込みを行います。物件見学にあたってのポイントは、2017年10月14日の記事で記載していますので合わせてご覧ください。
物件購入のお申込み
物件見学後、ご自身や家族が納得する物件が見つかった場合は、物件購入のお申込みに進みます。
購入のお申込みの段階では、あくまでも物件の売り主に対して購入意思を表示するものになりますので、物件購入の契約にはなりません。不動産購入申込書に必要事項を記入し署名や捺印を押して売り主に提出します。
その際に、場合によって「申込証拠金」として10万円程のお金が必要になる場合があります。ただし、この申込証拠金は、あくまでも預り金になりますので、何かしらの理由でキャンセルする場合でも返金されます。
住宅ローンの事前審査
物件購入のお申込みと同時に、住宅ローンを利用して物件を購入する場合は、住宅ローンの事前審査を行います。
住宅ローンの事前審査は、ご自身の年収などを総合的に判断してローンの支払い能力の有無を金融機関が判断します。ご自身の収入から返済能力があると認められた場合は、審査の通過した旨が不動産屋から連絡があります。
万が一、審査に通過しなかった場合は、これ以降の手続きに進むことができません。通過しなかった理由を明確にして、予算を下げるなどして、再度情報収集の段階から再スタートする必要があります。
住宅ローンの契約ポイントについての詳細は2017年4月15日の記事で記載していますので合わせてご覧ください。
重要事項の説明
住宅ローンの審査に無事通過したら、契約にあたっての重要事項の説明に移ります。ここでは契約にあたっての「重要事項説明書」や「契約書」などの必要書類に契約内容や諸条件など細かい事項が多く記載されています。
色々細かいことが記載されていますので、ざっと目を通して一読したつもりになってしまいますが、住宅は高額な買い物であるだけに、細かいところまでしっかりと目を通しておくことが重要です。記載内容に少しでも不明な点や納得がいかない点があれば、不動産屋に質問したり、交渉することが重要です。
しっかりと読んだ上で、ご自身と不動産屋が互いに納得できれば、いよいよ売買契約に移ります。
売買契約の締結
契約内容に100%納得ができた状態になれば、売買契約に移ります。売買契約は「契約書」に捺印をした時点で契約が締結します。何度も述べますが、契約内容はしっかりと読んで納得した上で捺印をすることが重要です。
万が一、捺印後に購入者様の都合でキャンセルをする場合は、手付金が戻ってこないだけではなく、契約後に時間が経過した場合は、購入者様の入居準備の為に人が動いた場合は「違約金」を支払う必要が出てくる場合もありますので注意が必要です。
住宅ローンのお申込み
売買契約を締結後、住宅ローンのお申し込みを行います。事前審査を行っていますが、お申込み後は再度本審査が行われます。
本審査が通過した場合は、金融機関と正式に住宅ローンの契約を締結します。
物件の内覧および残金決済
最後に、新築物件の内覧を行います。建物の状態や仕上がり、契約内容と相違が無いかなど細かい部分をしっかりとチェックします。万が一、問題がある場合はしっかりと状況を伝えた上で、引き渡し予定日までに問題点を修正するように依頼します。
物件に問題がなければ、契約時に支払った手付金を差し引いた、残金を決済します。残金の支払いが完了後、物件の引き渡しに移ります。
引き渡しおよび入居
残金決済が終了後、いよいよマイホームの引き渡しを行います。引き渡し時は鍵の受け取りと、土地および建物の所有権移転登記の手続きを行います。
これらの手続きがすべて終了すれば、新たなマイホームでの生活がスタートします。
- 2018.01.28
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