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きらぼし銀行(旧東京都民銀行)住宅ローンの今と金利

東京都民銀行は2018年5月1日に八千代銀行・新銀行東京と合併し、「きらぼし銀行」になりました。いま住宅ローンを検討するなら、後継のきらぼし銀行の商品を見ることになります。旧・東京都民銀行で借りたローンはそのまま引き継がれているので、返済中の方があらためて手続きをする必要はありません。

きらぼし銀行の住宅ローンの店頭表示金利は変動で年3.125%、金利引下げプランを使った場合の適用金利は年1.120〜1.375%です(2026年9月1日現在・公式サイトにて確認)。合併の経緯、いまのラインアップ、そして当時人気だった環境配慮型住宅向けの優遇がどうなっているかを順に見ていきましょう。

東京都民銀行はきらぼし銀行になりました(合併の経緯)

東京都民銀行は、東京都港区に本店を置いていた地方銀行でした。2014年10月に第二地方銀行の八千代銀行と経営統合し、両行を傘下に持つ「東京TYフィナンシャルグループ」を設立します。

その後、2018年5月1日に八千代銀行が東京都民銀行と新銀行東京を合併する形で、「きらぼし銀行」へと生まれ変わりました(親会社も「東京きらぼしフィナンシャルグループ」へ商号変更)。きらぼし銀行は金融機関コード「0137」など、東京都民銀行が使っていたものを引き継いでいます。

つまり、「東京都民銀行の住宅ローン」は、現在はきらぼし銀行が引き継いで取り扱っていると考えるとわかりやすいでしょう。なお、住宅ローン「選択上手」という商品名は、合併後のきらぼし銀行でも現行商品として続いています。ただし金利・条件は当時とまったく異なるので、古い記事の数値をそのまま当てはめないよう注意してください。

いま借りている人・これから借りる人はどうなる?

「自分が借りていた東京都民銀行のローンはどうなるの?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、安心してください。合併によって、旧・東京都民銀行で契約した住宅ローンはきらぼし銀行に引き継がれています。返済そのものが急に変わることはありません。

残高照会・繰上返済・各種手続きの窓口は、現在はきらぼし銀行になります。口座やキャッシュカード、手続き方法など個別の取り扱いは、きらぼし銀行の案内で確認しましょう。

確認したいこと合併後(きらぼし銀行)での扱い
借入中のローンきらぼし銀行に引き継がれ、返済は継続
金融機関コード「0137」(旧東京都民銀行のコードを継承)
これからの新規借入きらぼし銀行の住宅ローンが対象
窓口・各種手続ききらぼし銀行の店舗・ローンプラザへ

きらぼし銀行の住宅ローン|2026年9月の金利とラインアップ

きらぼし銀行は東京・神奈川・千葉・埼玉などを地盤に、店舗やローンプラザでの相談にも対応しています。現在の住宅ローンのラインアップは次のとおりです。

  • 住宅ローン「選択上手」…新築・中古の購入、住宅用土地の購入、増改築などに使える基本の商品
  • 住み替え専用住宅ローン「Wローン」…いまの家を売って買い替える人向け
  • 3大疾病&5(アンドファイブ)住宅ローン…保障を手厚くしたタイプ
  • ガン保障特約付き住宅ローン…がんへの備えを加えたタイプ
  • ダブル入院サポート住宅ローン…入院時の保障を加えたタイプ

ここでつまずきやすいのが、「店頭表示金利」と「実際に適用される金利」は別ものだという点です。条件を満たすと、公式に載っている店頭表示金利から金利引下げプランの分が大きく差し引かれます。2026年9月に「選択上手」を借りる場合の金利は次のとおりでした。

金利種類店頭表示金利保証料一括型保証料分割型融資手数料型
変動年3.125%年1.275%年1.375%年1.120%
固定3年年4.750%年2.900%年3.000%年2.745%
固定5年年5.000%年3.150%年3.250%年2.995%
固定10年年5.400%年3.550%年3.650%年3.395%
固定20年年6.300%年4.450%年4.550%年4.295%

2026年9月1日現在の数値です(出典:きらぼし銀行「きらぼし住宅ローン最大金利引下げプランのご案内」/住宅関連ローン金利一覧)。金利は毎月見直されるので、申し込むタイミングの数値を必ず見てください。

引下げを受けるには条件があります。①きらぼし銀行の口座を給与振込指定口座として利用(または今後利用)、または②「きらぼしホームダイレクト」「対象住宅ローン以外の個人ローン」「きらぼしJCBカード」のいずれか1つ以上を利用(または申込)のどちらかに当てはまることが必要です。給与振込を移せる人にとっては、ハードルはそれほど高くありません。

なお、変動金利の基準になるのは短期プライムレートです。三菱UFJ銀行は2026年9月18日、日本銀行の金融政策決定会合の結果などを受けて、短期プライムレートを11月2日から年2.375%→年2.625%へ引き上げると公表しました。他行がどう対応するかは各行の判断ですが、金利が動く局面であることは頭に置いておきましょう。変動金利のしくみは三菱UFJ銀行の住宅ローンを解説した記事でも触れています。

3つの金利プランの違いが総支払額を左右する

上の表に3つの列があったのを見て、戸惑った方もいるかもしれません。ここはきらぼし銀行を検討するうえで最も大事なところなので、かみ砕いて説明します。保証料をいつ・どう払うかで、金利も初期費用も変わるという話です。

  • 保証料一括型…保証料を借入時にまとめて前払いします。手元資金は必要ですが、金利は低めです
  • 保証料分割型…保証料を金利に含めて毎月の返済と一緒に払います。一括型より金利が年0.100%高くなります
  • 融資手数料型…保証料は銀行が負担し、借入時に借入金額の2.20%(税込)を融資手数料として払います。3つのなかで金利はいちばん低い一方、繰上返済しても手数料の返戻はありません

金利の低さだけで選ぶと、初期費用で足をすくわれることがあります。逆に、長く借りるほど金利差の影響は大きくなります。「借入額×2.20%の手数料」と「金利差で減る利息」を並べて比べるのが、判断の軸です。

この「定率の融資手数料か、保証料か」という構図は、ネット系の銀行でもよく見る形です。たとえばSBI新生銀行は融資事務手数料が借入金額×2.20%(税込)の定率型で保証料は不要、ネットでの手続きと店舗・電話での相談の両方に対応しています。地元の店舗で相談しながら進めたいのか、条件のわかりやすさを優先したいのか——ここを決めてから比べると、迷いにくくなります。

環境配慮型住宅向けの金利優遇(当時の内容と今の見方)

東京都民銀行時代には、環境に配慮した住宅を購入・借り換えする人向けに金利を優遇する「住宅ローンエコスタイル」がありました。太陽光発電システム・オール電化・ガスコージェネレーションシステム・潜熱回収型給湯器・地熱を利用した空調システムのいずれかを備えた住宅が対象で、2016年当時は10年固定が最大0.900%という目玉商品でした。

ただし、これはあくまで当時の内容です。現在のきらぼし銀行の住宅関連ローン金利一覧・商品一覧に「住宅ローンエコスタイル」の掲載はありません(2026年9月20日確認)。取扱いの有無については公式に終了の告知が出ているわけではないため、気になる場合は店舗窓口やローンプラザで直接たずねるのが確実です。

環境配慮型住宅向けの優遇そのものは、いまも形を変えて各所にあります。省エネ住宅やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)向けの優遇を用意する金融機関はありますし、フラット35にも省エネ性能に応じた金利引下げメニューがあります。検討するなら「どんな住宅が対象か」「優遇幅と優遇期間はどれくらいか」の2点を、公式情報で見比べてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 東京都民銀行はもうないのですか?

A. はい。2018年5月1日に八千代銀行・新銀行東京と合併し、「きらぼし銀行」になりました。東京都民銀行という名前の銀行・住宅ローンは現在は存在しません。金融機関コードは0137が引き継がれています。

Q. 銀行が合併すると、借りている住宅ローンの金利や返済額は変わりますか?

A. 合併そのものを理由に、契約済みの住宅ローンの条件が一方的に不利に変わることは基本的にありません。旧・東京都民銀行のローンはきらぼし銀行に引き継がれています。変動金利型の場合は、合併とは別に市場金利の動きに応じて見直される点だけ覚えておきましょう。

Q. きらぼし銀行の変動金利は、結局いくらになりますか?

A. 2026年9月時点では、店頭表示金利の年3.125%から引下げプランが適用され、年1.120%〜1.375%になります(選ぶ金利プランによって変わります)。ただし店頭表示金利は毎月見直されるため、申し込む月の数値を確認してください。

Q. 保証料一括型と融資手数料型は、どちらを選べばよいですか?

A. 借入額・借入期間・繰上返済の予定で答えが変わります。長く借りるほど金利の低い融資手数料型が有利になりやすい一方、早く繰上返済する予定なら、返戻のない手数料が重く感じられることもあります。シミュレーションで総支払額を出して比べましょう。

Q. 環境配慮型住宅(エコ住宅)だと住宅ローンは本当にお得になりますか?

A. 省エネ性能の高い住宅向けに金利を優遇する商品はありますが、対象設備・優遇幅・期間は金融機関ごとに違い、変わることもあります。「お得そう」という印象だけで決めず、対象条件と優遇後の実際の金利を確かめてから判断しましょう。

まとめ

東京都民銀行は2018年5月にきらぼし銀行へと合併し、その住宅ローンはきらぼし銀行へ引き継がれました。これから借りる方は、店頭表示金利ではなく引下げ後の適用金利と、保証料一括型・分割型・融資手数料型という3つの金利プランを並べて見るところから始めてみてください。

本記事で触れた「住宅ローンエコスタイル(10年固定最大0.900%)」は2016年当時の内容で、現在の商品一覧には掲載がありません。きらぼし銀行の商品ごとの特徴はきらぼし銀行の住宅ローンを金利プラン別にまとめた記事でも解説しています。あわてず一つずつ確認していけば大丈夫ですよ。

金利・手数料・団信の内容は毎月のように見直されます。申し込む前に、各金融機関の公式サイトでご確認ください。

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