- 公開日: 2026.07.03
- 住宅ローンガイド
信用金庫の住宅ローン審査は保証会社が2社|どちらか通れば融資が可能

住宅ローンは、銀行などの民間金融機関だけでなく、信用金庫(信金)でも取り扱っています。信用金庫は地域密着型で、場合によっては審査に通りやすいこともあります。その理由の一つが、住宅ローンの審査を2つの保証会社が行い、どちらかの審査に通れば融資を受けられる仕組みにあります。今回は、信用金庫の住宅ローンにおける審査の仕組みを、初めての方にもわかりやすく解説します。
信用金庫も住宅ローンを取り扱う|地元在住者は融資を受けやすい
住宅ローンは、銀行などの民間金融機関だけでなく、信用金庫でも取り扱っています。
信用金庫についてはこちらの記事でも解説していますが、地域の会員(事業者や個人)からの出資で運営される、地域密着型の金融機関です。営利を第一に追求する銀行とは異なり、信用金庫は地域の発展を目的として事業を行っている点に特徴があります。
そのため、信用金庫が営業する地域に住んでいる方であれば、日頃の取引状況に応じて審査で有利になったり、条件によっては金利面で優遇を受けられたりする場合があります。
住宅ローンの審査は「保証会社」が行う

住宅ローンを申し込んでも、だれもが希望どおりの金額を借りられるわけではありません。審査を受け、その結果に応じて融資の可否や借入可能額が決まります。
住宅ローンの審査は金融機関が独自に行っていると思われがちですが、こちらの記事でも触れているとおり、多くの住宅ローンでは金融機関そのものではなく「保証会社」が審査を行っています。
保証会社とは、契約者が万が一返済を滞納した場合に、金融機関へ返済を肩代わり(代位弁済)する会社です。肩代わりした後は保証会社が契約者に返済を求め、最終的に回収できない場合は担保物件を現金化することになります。そのため、保証会社はあらかじめ、契約者の返済能力や物件の担保価値などを含めて審査を行っています。
信用金庫はしんきん保証基金と全国保証の2社が審査を行うことが多い

住宅ローンの審査は保証会社が行うため、保証会社に「問題ない」と判断されることが審査通過のポイントになります。
多くの民間金融機関では保証会社として全国保証などを利用しています。信用金庫の場合、全国保証に加えて、信用金庫が加盟する「しんきん保証基金」を利用できることが多いのが特徴です。ただし、取り扱う保証会社は信用金庫や商品によって異なる(クレディセゾンなど他社を使う場合もある)ため、詳しくは各信用金庫にご確認ください。
全国保証
全国保証は、数多くの民間金融機関が利用している大手の保証会社です。住宅ローンの保証を中心にサービスを提供しており、信用金庫でも「全国保証保証付」の住宅ローンとして扱われています。安定した収入や返済の継続性などをしっかり見るため、審査はやや慎重に行われる傾向があります。
全国保証についての詳細はこちらの記事をご覧ください。
しんきん保証基金
しんきん保証基金は、全国の信用金庫が加盟する保証機関で、住宅ローンのほか教育ローンやカードローンなど各種ローンの保証を行っています。審査では、安定した収入があること、信用情報に問題がないこと、税金の滞納がないことなどの基本的な条件が見られます。信用金庫との結びつきが強い分、地域のお客さまの事情をふまえた保証が受けやすいとされています。
しんきん保証基金についての詳細はこちらの記事をご覧ください。
2社のどちらかの審査に通れば融資を受けられる

信用金庫で「全国保証保証付」と「しんきん保証基金保証付」の両方の住宅ローンを扱っている場合、2つの保証会社に審査を依頼でき、どちらか一方の審査に通れば住宅ローンの融資を受けられることになります。
民間の金融機関では保証会社が1社のみのことが多く、そこで審査に通らなければ借入が難しくなります。その点、複数の保証会社を利用できる信用金庫は審査のチャンスが増えやすいといえます。審査に不安があり、今後住宅ローンを検討している方は、地元の信用金庫で口座を開設し、取引を始めておくのも一つの方法です。
信用金庫の住宅ローン審査に通るポイントについてはこちらの記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
よくある質問と、あわせて検討したい選択肢
Q. 信用金庫の住宅ローンは、だれでも申し込めますか?
A. 信用金庫は営業地域が決まっているため、その地域に住んでいる方・勤めている方が主な対象です。地域外の方は利用できないこともあるため、まずは地元の信用金庫に確認してみましょう。
Q. 必ず2つの保証会社で審査してもらえますか?
A. 取り扱う保証会社は信用金庫や商品によって異なります。両方を扱っていれば、どちらか一方に通れば借りられる可能性がありますが、まずは窓口で扱っている住宅ローンの種類を確認するとよいでしょう。
Q. 信用金庫以外の選択肢も比べたほうがよいですか?
A. はい。審査の通りやすさだけでなく、金利や諸費用、団信の内容もあわせて比較することが大切です。地域密着の信用金庫のほか、金利や諸費用のわかりやすさで選ばれるネット系・大手の銀行もあります。たとえばSBI新生銀行は、事務手数料や保障内容のわかりやすさ、店舗相談とオンライン手続きの両方に対応している点などが特徴です。信用金庫と複数の金融機関をあわせて検討すると、ご自身に合う住宅ローンを選びやすくなります。

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